令和4年 井伊谷宮御鎮座150年 奉祝御朱印・奉祝御朱印帳

いいのやぐうごちんざ150ねん ほうしゅくごしゅいん・ほうしゅくごしゅいんちょう

明治天皇の勅命を受けて、彦根藩の井伊家が中心となり創建された、浜松市北区引佐町にある『井伊谷宮』。

今年、令和4年に御鎮座150年を迎えます。御鎮座150年を記念して、御朱印と御朱印帳が奉製されたとお聞きして、井伊谷宮 権禰宜(ごんねぎ)の岡部訓亮さんにお話を伺いました。

御鎮座150年のごあいさつ

井伊谷宮は明治天皇の勅命を受けて、彦根藩の井伊家が中心となり創建されました。明治5年2月12日に御鎮座と伝わり、本年令和4年には御鎮座150年となります。150年という長い年月を地域と共に歩んでこられたことに感謝申し上げます。これから先も地元に根差した神社としてお守りしていく所存ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

記念の御朱印と御朱印帳について

御鎮座150年にあたり特別の御朱印と御朱印帳を奉製致しました。150年の特別御朱印は井伊谷宮と刀剣御朱印があります。井伊谷宮のものは金の紙に神明造の御屋根と、そこから天照大御神を象徴する太陽が昇る様が描かれています。

井伊谷宮の御祭神「宗良親王」は皇室の身でしたので、神社の造りも伊勢神宮の系統と同じく神明造となります。150年を祝うにふさわしい御朱印かと思います。1~3月は印字が赤色ですが、4~6月は緑色になります。こちらは3か月ごとに色が変わる予定です。

刀剣御朱印は当宮の重要文化財「太刀銘国綱※たちめいくにつな」の御朱印です。粟田口国綱が作刀した刀剣です。こちらは井伊家が御祭神との神縁に感謝申し上げ奉納されました。井伊家は「直虎」でも活躍した直政の時に彦根に移ったわけですが、井伊谷の地で勢力を持っていた時代に御祭神をお支えしました。それだけでなく井伊家の姫君が御祭神と結婚をされるなど、深い関わりを持っていました。

刀剣の御朱印は1~6月までと7~12月までで紙の色が変わります。

御朱印帳のデザインについて

御朱印帳は紺色を神職が、朱色を巫女が考えました。紺色の御朱印帳には御祭神が愛した花「スモモ」が上品に描かれています。

朱色の御朱印帳には御祭神の御姿、皇室の菊紋、スモモの紋、井伊家の丸橘、井筒紋が記されています。また青海波という波の模様は穏やかな世が末永く続くようにとの意味が込められています。

コロナの状況もありますが、今年は節目の年ということで、さまざまな取り組みをしていく所存です。毎月の特別御朱印も含めその都度InstagramやTwitter、ブログなどでお知らせしていきますので、興味のある方はご覧いただけましたら幸いです。

井伊谷宮御鎮座150年奉祝展示会案内

5月5日まで硯銘品(すずりめいひん)展・拓本(たくほん)展を開催しており、無料でご覧いただけます。

5月下旬~6月下旬 細江文化協会写真部 写真展実施予定

井伊谷宮
〒431-2212
浜松市北区引佐町井伊谷1991-1
053-542-0355
ホームページ http://www.iinoyaguu.or.jp/