子どもの大学進学費用を考える

こどものだいがくしんがくひようをかんがえる

子どもの教育費は、子育てに欠かせない課題の1つですね!

特に大学進学に掛かる費用は大きく資金繰りが大変です。それと同時に自分たちの老後生活資金も考えていかなければならないことも課題となっています!

人生100年時代、国政の取り組みの65歳定年制や雇用延長などが検討されていますが、それでも仕事を辞めて人生を全うするまでに、まだ30年前後ある計算になります。

自分たちの老後生活資金を視野に入れた教育資金貯蓄計画について、ギフトユアライフ浜松 ファイナンシャルプランナーの鈴木幸子先生に教えていただきました。

教育費と塾や習いごとのバランスを考えよう!

昨年から所得制限のない幼稚園、保育園等の利用料が無償化となりました。また、所得制限等があるものの国公私立問わず、大学・短期大学・高等専門学校・専門学校の就学支援金も今年度から開始されました。

幼保無償化(一部除外あり)は、お子様が満3歳から小学校に上がるまでに教育費を貯める絶好のチャンスとなります!

塾や習い事などの検討と同時に、「浮いたお金」を今使うのか?将来使うのか?どの様に使うのか?「教育投資」とのバランスを考えて頂きたいと思います。

児童手当を別口座管理に!

大学進学を支援したい場合には、貯蓄目標を立てましょう。

児童手当をすべて貯めると、3歳未満までは54万円、それ以降は144万円、合計すると198万円となります。(生まれ月により受け取れる金額が変わります)

また、誕生から毎月10,000円を18年間貯め続けると216万円となります。 児童手当と合わせると、大学に進学するまでに414万円を貯めることができます。

児童手当を確実に貯蓄するため別口座をつくり目標額を決めてください。目標額に到達しない場合には、いくら足りないのか、将来どうするかを検討すること!例えば、ご主人のキャリアアップ、奥様の社会進出により世帯年収を上げること。支出を見直すこと、など。入園のタイミングで再検討するのも良いかもしれません。

大学進学費用を知る

2020年の大学進学費用は、国公立4年間で約250万円、私立4年間は450万円以上かかります。県外での準備金や仕送りを加えた場合では、アパート代などの準備金が約60万円、生活費の仕送りは、月12~15万円位となっています。※全国大学生協調べ

「児童手当」+「学資金or老後資金」というスタンスで、家計から「先取り貯金」を行い、その時の家計状況に合わせて、適宜、奨学金の活用をしていきましょう。

「奨学金」や国・民間銀行の「教育ローン」などの早めの情報収集を!

皆さんは「奨学金」に対してどの様なイメージをお持ちですか?

近年では、給付型奨学金に注目が集まっています。

国公立・私立を合わせると、500を超える給付型奨学金制度がありますので、是非、下記のHPを参考に検討してくださいね!

参考:http://www.singakuouen.jp/15095176719512
NPO若者の進学応援プロジェクト

奨学金制度活用する時には、返還計画とセットで検討しましょう!

貸与型奨学金(返済者はお子様)

返還義務がお子様にあるからこそ、キャリアプランを真剣に考え、就職活動に取り組むきっかけになるかもしれません。また貸与型奨学金は、繰上げ返還ができますので、短期間で完済するようお子様にしっかり指導してください。

教育ローン(返済者はご両親)

借入の段階で、家族全体の将来設計、特に自分たちの老後資金の備えを視野に入れて、返済計画を立てましょう。

まとめ

ご両親にとって、お子様が独立した後の人生は長いです。児童手当だけでも確実に貯め、ライフプランの変化に合わせた貯蓄計画の再検討を都度に行い、学資金と老後資金のバランスを意識して、子どもの学びの目的に合わせ丁寧に使っていくことが大切になってきます。早い段階で、奨学金の情報収集を行い、もらえる奨学金を狙いつつ、返済計画を立てた上での活用を検討して行きましょう。

情報提供

ギフトユアライフ浜松 ファイナンシャルプランナー 鈴木幸子
AFP(日本FP協会認定)、証券外務員二種、相続診断士
〒430-0904
静岡県浜松市中区中沢町22-3 一陽ビル1F北
https://www.gyl-h.com/

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