夏の紫外線ケア

紫外線が強い季節になりました。未だコロナウイルスも気になりますが、紫外線による日焼けも気になりますよね！

今回は、日焼け対策やこの季節の素肌ケアの方法を、綺羅化粧品浜松店長の野田千容子さんにお話を伺ってきました。

シミや肝斑などの違いは何ですか？

シミは老斑とも呼ばれ、紫外線により出来てきます。お肌にある、日を浴びると黒くなるメラノサイトがメラニン色素を生成し、それが過剰になった時にシミを作っています。また、お顔は防御していても、腕や足、目などから浴びた紫外線がお顔のメラニン色素活性にも影響があるとい言われています。

肝斑は、ホルモンバランスにより出来る場合が多く、女性は妊娠や出産、生理不順、更年期等により出来ることが多いです。ですので、ホルモンバランスを整えると薄くなったり、消えたりすることもありますよ！出来た時の状態にもよりますので、ご相談ください。

日焼け止め・日焼け後のお手入れに有効な方法は？

日焼け止めには、一般的にケミカル剤（紫外線吸収剤）とノンケミカル剤（紫外線散乱剤）の2種類があります。ケミカル剤は2、3時間に1回塗り直しをしないと効果が持続できず、化学変化によりアレルギーになる人もいます。ノンケミカル剤は一日一回適量で塗り直しが必要なく過ごせますのでおすすめです。紫外線を防ぐ数値はSPF30・PA++であれば日常生活に効果があります。炎天下でのスポーツ時、海などに行く場合などは重ね塗りが必要になります！また、汗はタオル等で抑えるように、拭いてください。拭き取ってしまうと、効果が半減しますので、その場合は塗り直してくださいね。

また、日焼けをしてしまったら、“冷たい”タオルや保冷剤にガーゼなどを巻いて、直ぐに冷やしてください。その後、化粧水、シートマスクで保湿を3日、4日続けてください。「日焼けは肌のやけど」と考えてくださいね！

シートマスクは、化粧水よりも水分補給が簡単に出来るし、“ながら”保湿（水分補給）ができるので、時間の有効活用が出来ます。順番は、洗顔⇒たっぷりの化粧水⇒シートマスク⇒乳液（保湿）の順番でケアしてくださいね！スクワランオイルなども日焼け後には特におすすめです。シートマスクは市販のもので構いません。

男性の美白について教えてください

男性の美意識が高くなってきていますが、美白というよりは「毛穴」と「ニオイ」が気になるようですよ！よく相談されるのは、「毛穴の黒ずみ」「酸化臭、加齢臭」での悩みですね。男性の方は洗顔や化粧水など、基本的なお手入れを行うことで皮脂が酸化して出るにおいを抑えることが出来ます。また、洗顔することにより皮脂汚れが取れてお肌がきれいになります。洗顔後は、酸化防止成分の入った化粧水などでの保湿もお忘れなく！