日本人の主食と言えばやはりお米ですよね。最近はパンやパスタなどを食べる人が増えてきていますが、お米を米粉状にした“米粉”を使ったパンやパスタなどの料理を沢山目にするようになり、お米は形を変えて食されている事と思います。また、ふるさと納税返礼品でも人気のお米について、掛川市でお米農家を営んでいる『なごみ農園』さんにお伺いしてきました。
無農薬栽培を始めたきっかけは?
お爺さんの代から農家を行っていたことから、30年くらい前に後を継いだことをきっかけにお米の無農薬栽培を始めました。継承した当時は、お野菜なども栽培していたのですが、お米の無農薬栽培へ転換したのを機にお米とお茶の栽培に絞ることにしました。
無農薬栽培へ転換した当時は、自分たちの子供も小さく添加物が体に良くないと騒がれたこともあり、食べる人も作り手にとっても安心安全で健康な体になって、皆がハッピーになれるお米を作りたいとの思いから無農薬にこだわるようになりました。今では、無農薬栽培にして良かったと思っています。
無農薬栽培で苦労したこと
30年前に無農薬でお米を作り始めたのですが、当時は、量産できなかったり粒の大きさが不揃いだったりしたため、販売先が見つからなかった事が一番苦労した点です。
台風などの自然災害への対策は、残念ながら基本出来ないんです。
病気や害虫に対しては、当園独自の栽培方法により苗(稲)を強くしています。当園の苗(稲)は本当に根っこが強いんですよ!その他には、他の農家さんではわかりませんが、田んぼに植える間隔を広くとっています。
また、無農薬で栽培するには、手間と時間が普通の苗(稲)に比べると10倍くらいかかりますので、皆様の食卓に上るには沢山の苦労があることを覚えておいていただけると嬉しいですね。

お米の品種の種類と昔との作り方の違い
全国で約100種以上あります。その中でコシヒカリが25%くらい占めています。当園では、ミルキークイーン、あいちのかおり、にこまる、コシヒカリを栽培しています。
昔ははぜかけをして乾燥していましたが、現在では殆どの農家さんが火力乾燥機で乾燥させています。お米に必要な乾燥設定が出来る優れもので、遠赤乾燥機などもあります。
当園では、無農薬にこだわっていますので、なるべく自然(田んぼで)に完熟させてから自然風乾燥を行っています。
保存方法と美味しい炊き方
お米の状態であれば、冷蔵庫に入れてあれば割と持ちますが、水分が抜けていきますので、味や艶が落ちていきます。出来るだけ早めに召し上がっていただくことをおススメします。
もみ殻が付いていれば春先までもちますが、1年くらいで食べきるようにしてくださいね。
炊いてしまったご飯は、小分けにしてラップで包んで冷凍保存してくださいね。
お米を洗う時や炊く時には、浄水器(ミネラルウォーターなど)のお水を使用しています。お米を洗う時には、特に一番初めの時はぜひ良いお水で洗ってください。何故ならお米がお水を一番吸収するからです。
洗い方は、1回目は簡単に洗って3回から5回くらいで大丈夫です。ヌカに栄養がありますので、全て洗い切らないのがおススメです。
変わった食べ方
当園では、健康のための「まぜまぜ玄米」という商品を販売しています。まぜまぜ玄米は、精米歩合を10%だけ削っていて栄養価は殆ど玄米と同じで栄養豊富な糠層を手軽に摂ることが出来ます。
また、玄米は苦手という方のために、白米にまぜまぜ玄米を2割ほど混ぜたお米「健康米」も販売しています。
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ららぽーと磐田とプレ葉ウォーク浜北に出店している“わくわく広場”で購入することが出来ます。是非一度お試しいただけたらと思います。
また、毎年2月頃に「お味噌つくり」の教室も行っています。開催日については、お電話にて問い合わせてくださいね。(現在コロナ禍のため開催未定です)
なごみ農園
住所:掛川市幡鎌638-2
TEL・FAX:0537-26-1586
URL:https://nagomi.analogstd.com/
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