今さら聞けない「ふるさと納税」

いまさらきけないふるさとのうぜい

【浜松で人気のファイナンシャル・プランナー佐藤静香さんとのコラボレーション記事です】

今年も残すところ一カ月あまりとなりましたね!年末が近づいてくると「ふるさと納税」をしようか、考える方も多いのではないでしょうか?

ですが「ふるさと納税」という言葉を聞いたことはあるけれど、よくわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そんな今さら聞けない「ふるさと納税」について解説いただきました。

「ふるさと納税」とは?

あなた自身が応援したいと思える自治体へ「寄付」することにより、所得税・住民税の控除となり、返礼品も手に入る制度です。納税者であれば、誰でも利用できます。専業主婦やパート(年間収入が100万円以内)の方は、納税者でないため寄付による控除を受けることが出来ません。逆に高所得の方は、ふるさと納税による控除金額が大きくなります。

自分の控除上限額を知る

寄付をする前に、あなた自身の控除上限額を知ることから始めましょう。ネットで上限額のシミュレーションができるサイトがあります。昨年の年収と今年の年収がだいたい同じ場合、昨年の源泉徴収票の金額を入力してシミュレーションすると、おおよそ受けられる控除額の上限がわかります。また今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減ってしまいそうな方や、新しく住宅ローンを利用したかたは、上限額のシミュレーションは難しいので、専門家にご相談ください。

ふるさと納税を行うメリット

1.寄付した自治体から「お礼品」がもらえる

地域の特産品や名産品などが寄付金のお礼品に設定されています。具体的には、お米、野菜、果物、お肉、海産物、スイーツ、お酒、レジャー券、宿泊券、家電などが寄付の金額によって、返礼品が設定されています。寄付金額に対して3割のお礼の品が届きます。また、返礼品を辞退することもできます。

2.ポイントがもらえる

ふるさと納税のサイトはいくつかありますが、サイトによっては「お礼品」以外に独自のポイントがもらえるサイトもあります。寄付金をクレジットカード払いにすれば、クレジットのポイントも付いて一石二鳥ですね!

3.税金の控除が受けられる

 2,000円の自己負担はありますが、寄付をした金額から自己負担を除いた分が、納めた年の所得税や翌年の住民税から控除されます。控除の申告は基本的に確定申告で行ってください。また、寄付を5か所以内かつ、医療費控除や住宅ローン減税などの確定申告が無い方は、ワンストップ特例を利用することにより確定申告が不要となります。

ふるさと納税の注意点

ワンストップ特例を利用する場合の手続きは簡単です。寄付をした自治体からワンストップ特例の書類が郵送されてきますので、必要事項を記入し返信すると受けられます。但し、返信を忘れると自身で確定申告をしなければいけなくなりますので、注意が必要となります。多くの自治体は、ワンストップの書類を送付してくれますが、中には自治体HPから書類をダウンロードして郵送するスタンスのところもありますので気を付けてくださいね!

その他、「控除限度額」以上の寄付の場合。上限を超えた寄付金額については、税金の控除が適用されませんので、気を付けてくださいね!

まとめ

「ふるさと納税」の申し込みは、簡単にできます。

「楽天ふるさと納税」「さとふる」「ふるさとチョイス」など、ご自身にあったサイトを見つけて楽しんでください。

今から申し込みをすれば、2021年のおせち料理も間に合うかもしれませんね!年末近くになると、サイトが混みあったり、品切れになったりしますのでお早めに検討してみてくださいね!

情報提供 

しずかFP事務所 佐藤静香
ファイナンシャル・プランナー1級
CFPⓇ(日本FP協会認定)
〒430-0926
静岡県浜松市中区砂山町341-1
URL:http://shizukafp.jp/

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