【浜松で人気のファイナンシャル・プランナー佐藤静香さんとのコラボレーション記事です】
新型コロナウイルスの拡大により、日本経済や私達の家計にも影響が出始めています。みなさんのご家庭はいかがでしょうか。
今だから考えること
当事務所では「残業がまったくなくなってしまった。」とか、「週5日の飲食店パートが 週1になってしまった。」など、今後の収入減を心配される方から電話相談が増えています。
具体的には、「今後収入が減ってしまいそうなので、今手元にある預金で住宅ローンを返してしまったほうがよいでしょうか？」また、「毎月積み立てている投資信託の価格が下がっていて、まだ下がりそうなので、すぐにでも売却したほうがよいでしょうか？」等々、実行を伴うことについての相談も多くあります。
真面目な方ほど、何か対策しなければ、と思うようです。
でも！！ちょっと待ってください。
不安な気持ちはとても分かるのですが、慌てて動いてしまうと、収入減対策は愚か、逆効果になってしまうことがあります。
住宅ローンの繰り上げ返済については、早まってしまうと、給与の手取りが減った際、すぐに使える預金が手元になくて、生活に支障をきたす恐れがあります。もちろん、繰り上げたほうが良い方も、中にはいらっしゃいますが……
投資信託については、積み立てになっているのであれば、決まった金額で買える分だけの口数を買っていますから(ドルコスト平均法)今はたくさんの口数を買えている事になり、長期的な目線で見れば、チャンスの時期にもなったりします。リーマンショックの時にも同じような事がありましたが、長く続けている方は利益を出しています。今、売却すると損失確定になってしまう訳なので、今回のようなときは売却しない選択になります。
私たちは、今やらなければいけない事と、やらないほうがよい事を、冷静に判断することが必要です。（判断に困る方は専門家にご相談ください。）
家計の現状把握
では、今やらなければいけない事はどんな事か、と考えると、
普段は忙しくて後回しになっている、家計の見直しではないかと思います。
今後の収入減に備えて、無駄な支出を抑えることが必要です。
毎月の収入と支出を書き出してみてください。
じーっと眺めていると、無駄なものが見えてきませんか？
具体的な家計の見直し方法は、次回以降にも掲載しますが、例えば、携帯電話の料金や車のローンの金利は高いままになっていないでしょうか。
携帯電話の契約内容
携帯電話については、格安スマホの検討をされたらいかがでしょうか。
「通話はほとんどなく、しても5分以内」「携帯は調べものに少し利用するくらい」など、使い方によっては 毎月8,000円かかっていた携帯電話が月4,000円くらいになることがあります。
自動車ローンの契約内容
車のローンについては、なにげなくディーラーでローンを組んだ方、実際の借入金利について把握されていらっしゃるでしょうか？
住宅ローンの借り換えは聞いた事があっても、車のローンを借り換えできる事をご存じない方も多いのでは。借り換えすることにより、年間の返済額を4万円以上浮かせた方も実際にいらっしゃいます。
気になる方は一度、ご自身がやれる事から確認してみてください。
まとめ
外出自粛で時間に余裕がある今だからこそ、できる事があります。お掃除や家計の見直しをして気持ちをスッキリさせましょう。
「ピンチはチャンス」です。みんなでコロナを乗り切りましょう！
情報提供
しずかFP事務所 佐藤静香
ファイナンシャル・プランナー1級
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