遠州信用金庫です。
仕事中や食事中にうっかりついてしまったボールペンのインクやカレーや醤油のシミ。
どちらも付いてしまうと取りづらく、ふとしたときについてしまっているなんてこともありますよね。
今回は、染み抜きの達人「おしゃれ工房you 友」の大友眞吾さんに家庭でもできるシミ抜きと応急処置を教えていただきました。
ここで覚えておくと生活できっと役にたちます!
※大前提として、家庭での処理は家庭での水洗いができるものに限ります。
インクの染み抜き
油性→水性→ゲルの順で落ちにくくなります。
仕事で使う場合、油性ボールペンを使った方がいざという時に落とせます。
台所用洗剤原液をシミの部分に付け、生地をこすり合わせないように、両手で小さくつまんで生地を上下左右に細かく動かし洗剤と良くなじませるイメージでよく揉み、揉みながら熱めのお湯で洗い流す。インクが溶け出す場合、揉めば黒く滲みます。
生地をこすり合わせると毛羽立ちや擦れ、色抜けが起こり直らなくなります。
溶剤を使う場合は、ベンジン、アルコール、アセトンまたはアセトン主成分の除光液を使います。
下にいらないタオルを敷き割りばしにコットンパフを巻いて輪ゴムで止めたら、溶剤を付けながら直角に叩きながら下のタオルに移し取ります。
外側から内側につぼめるイメージで叩きインクを広げないようにするのがコツ。
少し叩き下のタオルに色が移っているようなら溶け出しているので、下のタオルを常に動かし乾いた部分が常に下に来るようにして移し取っていきます。
同じ位置で続けて叩いてしまうと、タオルに移ったものがまた溶け、シミになるため注意しましょう。
もみもみ編(前編)
ぽんぽん編(後編)
カレーや醤油が付いたときの応急処置
カレーは油脂系の汚れ、醤油やソースは水溶性の汚れ。
食べこぼしのシミには料理油が使われているので水性、油性両方が付いています。
カレー油性系(一番落ちにくい油脂系)汚れになるので水で叩いても普通に洗濯しても取れることは無いため、こすらず表面をつまんで取るだけにして置く。
家庭で油性系汚れを落とす場合、台所用洗剤原液を使います。
直接付けよく揉む、下にタオルを敷いて歯ブラシなどで叩き移し取ってから洗います。
叩く場合、付いた面を下にして叩いてから、裏側から叩いて移し取ってから洗います。
これで油性汚れ、水性汚れの両方が落とせます。
残った色素は酸素系漂白で取りますが、カレーの場合、直射日光に当てて干すと黄色い色素(ウコン)が紫外線で分解されるので消えてなくなります。
醤油、ソースなど水溶性汚れはティッシュなどで吸い取る程度にして置き、帰ってからしみ抜きをします。時間が経つと落ちなくなるとよく言われますが、1日程度の時間経過なら問題なく落とすことができます。
目立つ場合は乾いたハンカチやタオルなど下に敷き、濡らしたタオルなどで叩いて移し取ります。叩く場合は直角に、取ろうとしてこすらないように注意します。
ポリエステル、ナイロンなどは落ちるかもしれませんが、輪シミが残る可能性が大きいです。
水で輪シミができた場合、水洗いすれば消えます。
透明感のある濃い色が残る場合は油が残っています。
家庭で洗った服に多いのがこの油残りです。
この場合、カレーのシミと同じように台所用洗剤原液を塗り、生地をこすり合わせないようよく揉んでから熱めのお湯で洗い流すと落とせます。
綿、麻製品は色素が残る可能性が高いので、残った場合は酸素系漂白剤でしみ抜きかつけ置き漂白して落とします。
家庭で水洗いできない服の場合は、しみ抜きができる個人のクリーニング店へ相談しましょう。
水洗いできない服に水を使って処理してしまうと、色がにじんだり別の不具合が出てくる可能性や、輪シミが落ちなくなるorしみ抜きできたとしても結構高額になるので注意してください。
小さな範囲なら何もせずそのまましみ抜きで持ってきてもらえればほとんどのシミは除去できます。
(ゆうゆうでは、その場で取ってすぐお返しするクイックしみ抜きは1か所500円です。)
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